アシタバの化學と薬理効果 [in Japanese]
Chemical and Pharmacological studies on Angelica keiskei [in Japanese]
八木 晟
YAGI AKIRA
福山大學薬學部
Faculty of Pharmacy & Pharmaceutical Sciences Fukuyama University
[序](日文)
アシタバ(Angelica keiskei,Umbelliferae)は房総半島,三浦半島,伊豆七島から紀伊半島東南にいたる太平洋岸に自生する日本特産のセリ科の大型多年生草本で,根,葉及び下葉に長柄があり,2〜3回3出羽狀に複生し,長さ20〜60cm,無毛,平滑,小葉は2〜3深裂し,光沢があり,冬でも深緑色を示す。暗紫色の線が多く,葉の表面に光沢があり,且つ,アシタバの莖を切ると黃色の汁を出すのに対して,ハマウド(Angelica japonica)は黃汁を出さない(又は汁の色がうすい)點で, アシタバと區別される。
カソソウアシタバは一名ハチジョウソウとも呼ばれ,往時「鹹草」の名で痘瘡の治療に用いられたことがあり(和漢三才図絵), 関東地方では, 健康食品として食用に供されていた。
アシタバの漢方薬としての応用や,方剤・配合はみられないが, 八丈島では, アシタバを不老長壽の霊草として広く用いられている。
アシタバの民間薬としての効用は, 便秘, 利尿, 高血圧,悪性貧血, 疲労回復, 食慾増進,精力増強, 肝臓・腎臓・消化器などの障害, 神経痛にみられるようであるが, これらはいつれも體験談の領域であり, アシタバ含有のどの成分が何に効くのか, 或いは各成分の相乗効果があるのかどうか,現在のところ不明である。アシタバの薬用植物としての効能, 効果に関する醫學・薬學上の研究発表は殆どみられない。アシタバの民間薬としての応用を目的とした成分研究及び含有成分の薬理作用・副作用についてのぺる。
[序](中文)
明日葉(Angelica keiskei,Umbelliferae)在房總半島、三浦半島、伊豆七島,從紀伊半島東南到太平洋岸自生的、日本特有的、水芹科、大型多年生草本植物,根、葉及葉下有長柄,2~3回3出羽狀復葉,長20~60釐米,無毛,平滑,小葉2〜3回深裂,有光澤,冬天也呈現深綠的綠色。深紫色的線很多,葉子的表面有光澤,並且,明日葉的莖割開,有黃色液體流出,而濱土當歸(Angelica japonica)不出現黃汁(或汁的顏色淡),這樣明日葉被區分出來。
明日葉一名被稱為Hachijousou,往昔,以「咸草」之名曾用於天花的治療中(和漢三才圖繪),在關東地區,它已被作為健康食品而被提供食用。
明日葉作為中藥的應用,在八丈島沒有觀察到其藥劑、配方,明日葉已被作為永久青春和延年益壽的長生靈草而被廣泛使用。
明日葉作為民間藥的應用,便秘、利尿、高血壓、惡性貧血、疲勞恢復、增進食慾、精力增強,肝臟、腎臟、消化器等的障礙,以及神經痛,這些多為經驗之談。明日葉含有哪成分?什麼成分是有效的?或者各成分的效果是否存在?目前尚不明確。明日葉作為藥用植物的功效、效果在醫學藥學上的研究發表,幾乎是看不到的,以及關於明日葉的作為民間藥的應用為目的的成分研究及含有成分的藥理作用、副作用方面的研究等。
論文研究背景:該篇學術論文著成於1980年左右,當時,對明日葉的化學及藥理性研究資料較少。本篇文章主要研究了明日葉的功效性化學成分,以及主要功效性化學成分的藥理作用,這些對明日葉的研究內容在當時是極具前沿性的,是關於明日葉寶貴的科研資料。
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